<写真>
<地図>松江市東出雲町
<書>
島根県知事 澄田信義 書
<碑文>
由来
農林水産省は、本地域を中海干拓、及び沿岸農業水利
事業の直轄調査地区に指定し、昭和三八年、中海干拓土
地改良事業揖屋工区として、事業に着手、昭和四二年に
は、本格的な工事が着工された。
この中海干拓事業は、「昭和のくにびき」ともいわれ、
地域住民から大きな期待を担った。しかしながら、国内
における農産物の需給計画の変更により、水稲作から野
菜作へと大きく転換する中、この干拓造成地が部分竣工
し、二〇二ヘクタールが農家配分される事となった。
本町は、用地の配分計画が示されると同時に、地名を
大字「錦浜」と命名すると共に、平成元年三月、懸案で
あった工業団地用地として、一九ヘクタールの払下げを
受け、目指す産業の集積、高度化を図るべく、団地の造
成工事に着手し、道路、排水路、上下水道の完備した工
場敷地を平成五年三月に完工した。一方、進出する二二
社の企業は、平成二年一〇月、「工業組合東出雲工業団
地」の設立許可を受け、幾多の困難を克服し、新工場の
建設を進め、今ここに、操業を開始し、新たな企業展開
への一歩を踏み出した。
自然環境に恵まれたこの地に、「ふれあい広場」、
「ふれあい農園」などコミュニケーション等の場として、
広く活用され、”明るく住みよい豊かな活力ある町づくり”
に大きく役立つことを願い、碑を建立する。
平成六年三月吉日
東出雲町長 岸本文夫
<建立>
平成6年(1994年)3月建立(碑文より)