2020年9月26日

【松江石碑】東出雲町「門部王万葉の歌碑」

<写真>

<地図>松江市東出雲町出雲郷

<碑文>

出雲守門部王思京歌一首
飫海乃河原之乳鳥汝鳴者
吾佐保河乃所念國
(おうの海の河原の千鳥汝が鳴けば吾が佐保川の念ほゆ
らくに)

 門部王(かどべのおおきみ)は天平年間出雲守として
国庁に来任し律令制下の郷土民政に当てられたが、また
人間味豊かな歌人として万葉集に五百の秀歌を残されて
いる。
 この歌はその一首で、意宇川が中海に注ぐ辺りの河原
に鳴く千鳥の声を聞いて、遥か故郷大和の都近い佐保川
を懐かしまれた切々の慕情がしのばれる。
 この度有志相図り、意宇川に臨むゆかりの地にこの歌
碑を建て永くその風懐を仰ぐよすがとされたことは誠に
慶びにたえない。記して銘とする所以である。

昭和三十九年五月三日
島根県知事 田部長右衛門

<建立>

昭和39年(1964年)5月3日(碑文より)

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