2020年9月26日

【松江石碑】大井町「圃場整備記念」

<写真>

<地図>松江市大井町

<碑文>

事業の概要
 この地区は、大橋川河口の沖積平野で、中海の水位
より低く、藩政の昔から小舟にて泥土を運び石垣を積
んで新田を拓き開発の努力を続けていたが、浜州同様
の空待ち田では野鳥も宿り、三尺未満の作道は、農夫
の行きかいが出来ず、又半里も遠い「目無水池」から
の用水の不足は常習で争いの絶える事がなく、一度風
水害の襲来ともなれば護岸は破壊され海水の流入も幾
度かその数知れず、超湿地田排水不良田では腰まで濡
れての苦斗で、植付苗は腐敗根絶し、幾度と植替を繰
返した。尚秋の冠水は稲穂を覆い収穫皆無も続出、連
年その災害には目を覆うものであった。
 地区農民は世々何度か基盤整備や改良をさゝやき、
「護岸工事」「岩汐溜池」の構築「用水路」の改修等
々大自然との斗いを続けていた偶々、昭和五十年、松
江市長斎藤強氏の提案で改良事業の気運が急速に高ま
り、協議や陳情を重ねて減反政策の進む十二月衆議が
決定、昭和五十三年七月、農道、用排水路、排水機を
完備する団体営圃場整備事業として着工し爾来、県、
市の適切な指導と、関係者の協力により順調に工事が
進行して、延六ヶ年の長期にわたった世紀の一大事業
が遂に完成し中海農免道橋架橋の発端となり、地域農
業発展の拠点に生まれ変わることが出来た。
 こゝに、郷土の未来に、称栄えの理想郷実現を記念
して碑を建立す。

昭和五十八年十一月吉日建之

事 業 名 大井地区圃場整備事業
設計指導 島根県耕地第一課
     松江市経済部耕地課
     島根県土地改良事業団体連合会
事業主体 松江市土地改良区
事 業 費 4億4900万円
工  期 着工 昭和53年 7月
     完工 昭和58年11月
事 業 量 従前地613筆約48町4反
     施工後239筆約45.9ha
関係農家 105戸
施 工 者 東洋建設株式会社
     中機工業株式会社

<書>

島根県知事 恒松制治 書

<建立>

昭和58年(1983年)11月吉日建之(説明文より)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です