2020年9月30日

【松江石碑】西浜佐陀町「田尻栄利氏顕彰碑」

<写真>

<地図>松江市西浜佐陀町

<碑文>

田尻栄利氏
 顕彰碑
  佐野廣書

 田尻栄利氏は、明治三十八年八月十日 松江市古曽志町
に生まれ 大正十三年松江農林学校を卒業 島根県農務課
に奉職の後 昭和十六年抜擢されて島根県農会技師となり
次来農業関係団体の要職を歴任した この間 若き情熱を
もって専心職務に精励し 農業に対する限りない愛情を深
め 卓越した識見を積み 信望をあつめ 昭和二十八年一
月推されて古江村農協組合長となった
 生来豪毅 責任感旺盛 就任以来不屈の協同精神を発揮
比類まれな先見性を発揮し 特に昭和三十年から二期八年
間 松江市議会議員として 行政 経済両面から地域農業
の近代化と農協発展に挺身したことは特筆すべきことであ
った
 昭和三十八年三月 他に先んじて法吉 生馬 古江 秋
鹿 大野の五つの農業協同組合の合併を実現し 以来組合
長として円熟した人格と 豊富な経験から得た 該博な知
識のもと 常に時代を先どりし 明確な判断力と 卓越し
た指導力により 農協の在り方を示範し 日夜奔走 地域
の発展と農業の振興に貢献 中でも地区内水田の大部分に
わたる圃場整備事業の実現 特産いぐさ 葉たばこの振興
各種農業近代化施設の導入等々 その功績は多大であり 
景仰感謝の的であった
 昭和四十八年四月十七日 忽然としてその道に殉じ ま
さに奮迅の一生を全うした 生前の功労は高く評価され 
國は 氏の多年の功績に対し 従六位勲五等に叙し偉業を
顕彰した
 この傑出した人士の功績を広く後世に伝え後進の育成を
図らんとし ここに顕彰碑を建立し 永く遺徳を偲ばんと
するものである

  昭和五十四年十一月吉日
    顕彰碑建設委員会

<建立>

昭和54年(1979年)11月(碑文より)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です