<写真>

<地図>松江市殿町
<説明>
ここは、馬溜と呼ばれる一辺46mほどのほぼ正方形の 平地です。入口には大手柵門、右へ曲がるとしゃちほこ をつけた壮大な大手門がありました。西側にある高さ13m の高い石垣や、南・東側の石垣の堀、さらに内側の高さ 1mほどの腰石垣による土塁でこの平場を四方から守って いました。この入口の形態は桝形と呼ばれるもので、敵 兵の直進を防ぎ、侵入の勢いを弱める機能と、出撃の際 にこの馬溜に城兵を待機させ隊形を整える機能を果たし ていたようです。発掘調査より、江戸時代のものと思わ れる井戸が2箇所と内堀へ通じる石組水路などの遺構面 が現在の地面より約50㎝下に見つかりました。 (説明板より)